「こどもちょうせんバラエティ いろりろ」初のファンミーティングを開催!

子育てミーティング!脳科学的に「子供へのハグは毎秒2~3センチ」
日曜あさ6時30分から放送中の「こどもちょうせんバラエティ いろりろ」。ytvが制作&放送するこども向けバラエティ番組です。2023年日本民間放送連盟賞の優秀賞を受賞した、この番組の初のファンミーティング『「いろりろ」子育てミーティング』を3月20日に開催しました。

ytvに集まったのは、番組のファンであるお子さま17名とママ・パパ13名の合計30名。
パネリストとして参加するのは、番組監修を担当し脳科学の立場から子供の脳と心の発達の研究する、京都大学大学院 教育学研究科の明和政子教授。さらに、番組スタッフの田中瑛人プロデューサーと村井ゆみディレクターも参加しました。

まず、明和教授からは、脳科学者の立場から子どもの脳の発達の変化と子育てとの関連を解説していただきました。子供と接するとき、ハグをすることで、ホルモンの分泌を促し脳の働きに影響を与えるといった話題では、「ハグをする際に毎秒2~3センチ手を動かしてさすると、オキシトシンという愛情ホルモンが子供の脳で分泌される」という話に、熱心にメモをとる参加者もいたほど。

〈参加したytvアンバサダーからの質問〉
「姉6歳と弟3歳でお菓子などを分け合うときにどちらが大きい、多い、などケンカになることが多いんです」
〈明和教授〉
「私は脳科学の科学者なので、そういった立場からシンプルにお話しますと下のお子さんに"我慢してね"っていうのは無理です。 "我慢するといいことがある"ということを理解するのに必要な脳の前頭前野がすごく発達し始めるのが4歳から5歳ぐらいなんです。だからそれよりももっと小さいお子さんにね。"我慢しなさい"って言っても無理です」。

「例えば小さいケーキは私が取って大きなケーキは妹さんにあげるよっていう風な我慢をした時にめちゃめちゃ褒めてあげるんですよ。"すごいね。本当は大きいの欲しかったんだよね。でも我慢したんだよね"と心の代弁をしてあげると自分が我慢すると褒められるってことに前頭前野が気づくんですよ」

〈参加したytvアンバサダーからの質問〉
「ただいま絶賛"どうして期"です。環境や自然の不思議だけでなく、母親である私の一挙手一投足、全てにどうしてと尋ねてくるので、面白く楽しく回答できる方法があれば教えてください」
〈明和教授〉
「例えばどうしてお空は青いのって聞かれたら正しい物理的な現象の答えをお返しになるのではなく、"そうかなお母さんは赤に見えるけどどう思う"とか、"青だけれども、あっちの青とこっちの青は違うよね"とか、質問を広げていくといったやり方で、感性を伸ばしてあげます」
参加したママから「小学1年生のうちの子も、どうして期なんです。しかも、なんでなん?が、だんだん高度になってきて(笑)。それで、最近は"なんでやと思う?"と質問で返すようにしています。で、"あなたはどうしてこれがこうやと思うの?"って聞いたらちゃんと答えて返してくれるんですよね。そこから、じゃあ"ママはこう思うな"というと、"私はこう思う"、って討論できるようになってきました」と疑問で返す実例も。
この方法には、明和教授も「素晴らしいですね。パーフェクトです」と太鼓判を押すほど。

番組へのご意見や要望もお伺いしました
「子供たちが、歌とダンスのコーナーが大好きで、いつも一緒に踊ってます。もう少し長ければ、私も一息ついてコーヒーでも飲めるんですが」
「漫才を幼稚園でやっているコーナーがありましたが、うちの子は3歳なので、漫才の内容はわからないんですが、幼稚園のお兄ちゃんお姉ちゃんが笑っていると、それにつられて嬉しそうに笑っているんです。楽しく笑っている場面が多ければいいなと思います」
「消防署の見学や、料理のコーナーなど、子供たちも行ってみたい!やってみたい!というコーナーを見たい」
「テレビを子供に見せる"罪悪感"みたいのがあって、学びや親子の会話につながる良質の番組を作ってほしい」
といったご意見をいただきました。
子供たちは、科学実験ショーに大興奮
ママやパパのみなさんがトークセッションに参加している間、子供たちが楽しんだのは、番組の「おしえてはかせ」のコーナーでお馴染みの福岡亮治先生(大阪成蹊大学)とアシスタントのはるさんによる科学実験ショー。
穴が空いたダンボールやポリバケツを使った空気泡や、ブロワー(送風機)を使って風船を浮かすなどのさまざまな実験を楽しみました。
福岡先生の話術と、アシスタントのはるさん(実はこのお二人は親子)との掛け合いや呼びかけに、子供たちも興奮MAX!
会場の外に笑い声や感嘆の声が漏れるほど、思い出に残る楽しい時間を過ごせたようです。




待望のりろりろ ちゃんが登場!
トークセッション終了後、保護者のみなさんとお子さまたちが合流。そこに、子供たちがお待ちかね、番組 キャラクターの"りろりろ"が登場。まずは、番組スタッフの呼びかけで「りろー」とりろりろ流のご挨拶。「りろー」の掛け声に合わせて記念写真をパチリ!


★また参加したい!といったうれしい声もいただきました!
「今の息子の月齢に対応する話が多くてためになった」や「いろんな子育ての意見を聞けて勉強になりました」のなどほか、「悩んでいるのは自分だけじゃないんだと感じられた」、「こういうイベントがあると育児について考える機会になるのでまた参加したい」、「今後の自分の生活にプラスできそうです」など、約1時間半では足りないくらいの充実したイベントと、感じていただけたようでした。
みなさまご参加ありがとうございました!
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