人事・コジマ目線　ytvのひとたち⑧経理局・足立章一郎さん

2023.01.10

人事の小島です。
これまで20年間、報道局に所属し、ten.の「コジマ目線」でニュースを解説してきました。
今は人事局で、現場の仲間たちが思う存分、活躍できるようお手伝いをしています。
みなさんが応援してくださっている「ytv」の人たちを、「コジマ目線」で紹介していきます。

今回は経理局の足立章一郎さん。番組を作ったり、イベントを開催するための「お金」を管理しているお仕事です。

コ）どんな仕事をしてるんですか？

足立）日々の伝票を確認したり、決算、税務、会計処理など経理全般を扱っていますが、メインでは「制作費」を担当しています。番組を作る制作費はytvの営業費用の3分の1を占める一番大きな費用項目なので、重要な仕事をさせてもらってるなと思います。各番組には予算があるので、それを超えていないか確認したり、会計処理の仕方をチェックしたり、細かい仕事がいろいろありますよ。

コ）経理の仕事もわからないことが多いです...番組を作る「予算」はどう決まるんですか？

足立）企業によっては経営陣が「利益をこれだけ出さないといけないから費用はこれくらいにしよう」という風に決めて現場に指示する「トップダウン」のやり方をとっているところもありますが、ytvはボトムアップ式です。現場から「こんな番組をしたいからこれだけの予算が必要だ」というのが上がってきて、実績や内容を確認しながら決定します。現場主義と言えると思います。ytvのいいところですよね。

足立さんは30代半ばですが、ytvには3年前に転職してきたばかり。当初、驚いたことがあったそうです。

足立）普段テレビで見ている人とエレベーターで一緒になったときは驚きましたが、ほかにも、オフィスにテレビがあって、みんながテレビを見ながら仕事をしているのは驚きました。テレビ局だなー、と思った記憶がありますね。

コ）困ったこともあったんじゃないですか？

足立）中途で入ってきたので「ここはこうなればいいのにな」とか「こうしたらいいのにな」とか思うことはあるんですが、自分の知識や経験が足りなかったり、ytvのカルチャーもあったりしてジレンマを感じることはあります。実はytvの伝票処理は私の目からは「会計・税務上のリスクや不備についてここまで確認していてすごいな」と思うくらい厳正なんです。そんな中で、経理的な視点からどうしたら現場が業務を円滑に進めやすくなるかな、ということはいつも意識しています。これは全経理局員の思いですけどね。

コ）逆にうれしかったりするのはどんなときですか？

足立）頼ってもらえるときはうれしいですね。中途入社で、現場の実務をわかっていない部分はまだ多いので、地味なことでもかゆいところに手が届くようなサポートをして、ありがとうと言ってもらったり、相談してもらえたりするのはうれしいです。以前、「るてんのんてる」で海外ロケにいったときに現地のスタイリストの領収書がもらえなかったことがあって、後でどう処理したらいいかということをアドバイスしたことがありました。ほかにも海外ドラマの原作を購入した際に、「税制上の二国間の条約を適用したら費用が抑えられますよ」と伝えたこともあります。まだ制作費を担当して半年ですけど、最近はちらほら声をかけてもらえるようになってきて、頼りにしてもらえているようでうれしいです。

コ）現場も助かるでしょうね...

足立）前職は金融機関で、地方銀行などに対して資金運用の提案などをしていたので、ytvに来た当初は資金繰りなどを担当していたんですが、今年から「現場と経理とがお互いに理解できるように」ということで制作費の担当になりました。以前の業界は、商品がない世界でしたけど、今は「番組」という商品に関われていて、「この前見た伝票が、こんな風になるんだ」というように裏側を知れるのは単純に面白いです。もともとテレビが好きだったんですよ。

こんな「テレビ愛」によって、みなさんが推してくださってるytvの番組は作られているんです。ところで足立さんの「推し」は何なのでしょうか？

足立）以前は海外旅行で20か国以上に行ったり、マンションが好きで建設地を回ったりしていたんですが...今は3歳の息子にすべての時間と労力を捧げています。癒しであり、生きがいですね。ytvのイベントに連れてきたり、家では「いろりろ」を見せたりして、自分がやっている仕事にも触れさせています。私は奈良出身なんですけど、社会人になってからは東京勤務が長くて関西でも知らないことが多いので、子供と一緒にいろんなところに行っています。

コ）おすすめの場所はありますか？

足立）ytvの"鉄塔"（生駒送信所）もある生駒山の遊園地です。私のような奈良県民からすると昔ながらの懐かしい遊園地ですが、新しい遊び場ができたりして、子どもはとても楽しそうにしてました。最近は「イヤイヤ」が始まったんですけど、甘やかしまくってますね...

子どもにも現場にも優しい経理マン...そんな足立さんが縁の下で支えるytvの番組の数々をぜひ引き続き応援してください！