人事・コジマ目線 ytvのひとたち⑤編成・宇田洵子さん
2022.10.25

人事の小島です。
これまで20年間、報道局に所属し、ten.の「コジマ目線」でニュースを解説してきました。
今は人事局で、現場の仲間たちが思う存分、活躍できるようお手伝いをしています。
みなさんが応援してくださっている「ytv」の人たちを、「コジマ目線」で紹介していきます。
今回は、ytvのチャンネル表を組み立てる「編成部」の宇田洵子さんです。

コ)「編成」のお仕事って、どんな仕事なんですか?私も長年、テレビ局に勤めてますが、わかっているようでわかってない・・・
宇田)編成の仕事がどんなものかを知ってる人って、社内でもすごく少ないと思います。この前、ほかの部員ともしゃべってて、「編成部はytvのなかの『交番』みたいなところだね」と言った人がいて、なるほどその通りだなと思いました。交番のおまわりさんって、道に迷ったりしたようなちょっとしたことから大事件まで、なんでも「すみません!」と声を掛けたら助けてくれるじゃないですか。私たちの仕事も、現場の人が何かをしたいと思ったり、困ったりした時に、どんなことにも耳を傾けるのが仕事です。私は報道の担当なので、報道の担当者から、「特番を作りたい」という要望があったときにどうしたら形にできるかを一緒に考えたり、もっと多くの人に番組を見てもらえるように放送する時間帯の環境を地道に分析したりしてお手伝いしています。
コ)どんなことを心がけているのですか?
宇田)現場に常に誠実でありたいと思っています。これまで所属してきた報道局でも営業局でも、取材相手や代理店、スポンサーに対して誠実に向き合うように心がけてきました。今は直接向き合っているのが社内の人たちなので、現場が発信したいことを発信できるように、正直にいろいろと意見交換をしながら信頼関係を築くように心がけています。とはいえ、そもそも私の場合は「顔芸」といわれるくらい、すぐ顔に出しまうので嘘はつけないんですけどね・・・
ときには「おまわりさん」にも解決できない問題もあります。
宇田)毎日、落ち込むことばかりです。現場の思いを受けて、一生懸命かなえようと思うんですけど、なかなかうまくいかないことも少なくありません。どうやって現場に返事しようかなと悩んでいると、寝ながら夢の中で説明していることもあります。私、夢でめっちゃ仕事してますよ。現場の思いが実現するかどうかが、ある意味、自分の仕事ぶりで決まってしまうこともあるので、すごく責任が重いと思います。
コ)その分、うまくいったときはうれしいでしょうね。
宇田)今年になって、「ten.」と「す・またん」、「ten.」と「ウェークアップ」というそれぞれ番組の垣根を超えたコラボ番組が実現しました。番組ごとに文化も働き方も違う中で、一つ一つ問題をクリアしていって番組ができたときは感慨深いものがありました。それぞれの番組のファンの方にもう一方の番組を知ってもらうことができて、視聴者の皆さんにとっても番組にとっても意味がある取り組みだったと思います。
寝ても覚めても番組のため、視聴者のために、心を注ぐ宇田さん。とっておきの気分転換があるそうです。
宇田)つい最近、私のシーズンが始まりました!私は駅伝が大好きなんです!学生がひたむきに、一生懸命この日のために練習をして、走っているのが美しくて、その姿を見て感動したくて...報道記者のころから、お正月の2日と3日の箱根駅伝の日は休みにしてもらってました。
コ)箱根に応援に行くんですね?
宇田)行きません。現場に行ったらその目の前しか見られないじゃないですか。私は全部見たいんです!!正座して、録画して、何回も見ます。1秒タイムを削るのもすごく大変だし、体調がちょっと違うと結果も全然違うんですよ。しかも毎年4年生が卒業して、新しい選手が入ってくるから、毎年違うチームになるはずなのに、強いチームはずっと勝ち続けてすごいなと思うんです。自分では走らないんですけどね...

もっともっとytvを見てもらうために、宇田さんは、箱根路は走りませんが、社内を奔走しています。編成部と制作現場とが二人三脚で実現する番組の数々を、これからもお楽しみに!
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