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【激走】スタジオ裏 消え物室の戦い

2022.12.26

ytvアンバサダーの皆さん、はじめまして。
「草彅やすともの うさぎとかめ」ADの坂井です。

スタジオで草彅さんや、やすともさんが何かを食べる企画が多いこの番組。
OA上では平和に見えますが実のところ裏では、寸秒を争う戦いが行われているのです。
私たちADからすると、緊張と不安の料理企画。
皆さんに知っていただきたく、今回のテーマにしました。

ある日の収録
この回ではMC3人がお好み焼きをスタジオで焼いて食べます。
これは、無事お三方の口にお好み焼きが運ばれるまでのストーリーです。

戦いは前日の昼から。
AD3人で、必要な食材・調理器具を確認する打合せを行います。
出演者様をお待たせすることのないよう、何か足りない!とならぬよう、慎重に話し合います。

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レシピに沿って脳内シミュレーションをし、
MC3人が調理しやすいような調味料の配置、分け方を決めていきます。

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なんとか決まったレイアウト。
この後は休む間もなく近所のスーパー(近所と言っても徒歩20分はかかる!!)へ買い出しに向かい、無事に済んだらその足で会社の消え物室に行きます。

【消え物室】

聞きなじみのない言葉ですが、キッチンのことです。
消え物って今調べたら業界用語らしくって

「小道具のうち、舞台でこわしたり消耗したりして1回しか使えないもの」

を言うんですって!キッチンでいいのにね!

広~いスタジオの端に設置された消え物室。

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中はこんな感じになっています。

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実際、食材を使うのは明日の収録なのに今日は何をするんだ!?とお思いのアナタ。
ここでも地味かつ超重要なミッションがあるのです。

其の一
使うすべての食器・調理器具を洗う

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これらの食器は様々な番組で使用されています。
もちろん前番組のスタッフは洗って返却していますが、
出演者様の健康にかかわる問題、使う前の2度目洗いはマストなのです。

其の弐
すべての食器にテプラを貼る

どれが何の食材か一目でわかるよう、テプラを作成し貼っていきます。
(補足:テプラを作成するのは、割と何も考えずにできる業務なのでADの中では人気があります)

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収録当日の朝は、おかしいな?と思うくらいバタバタしています。
なので、できることは前日にすべて済ませておきたいのです。

こうして完成した食器たちを、考えたレイアウトに沿ってお盆に載せ
さらに埃が入らないように1つ1つラップをしたら本日のミッションは完了です!

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あとは食材を入れるだけ。
この状況は、私たちADからすると地道な努力の結晶、他の何にも代えられないとても美しい光景です。

そして迎えた収録当日。

食材を扱う際は基本的に、フードコーディネーターを呼びます。
企画内容や、用意する食材の切り方や量を打合せで説明するのですが
ここでは、料理企画で最も大切なキーとなることを話します。

「食材を何時何分にスタジオに出すのか?」

その時間に合わせてフードコーディネーターは用意をするので、曖昧にしてはいけない情報になります。

今回は、こちらで切った食材を使って
MC3人がご自身で焼くスタイルなのでまだプレッシャーは少ないですが
「温かさ」が求められるスープや麺などの料理を出す際、
早く作りすぎて冷めても失敗、遅れても収録遅延で大迷惑。という大きなリスクがあるのです。

早く準備しすぎて料理が冷めて怒られた同期、逆も然りで怒られた後輩...数知れず
このスケジューリングは企画成立に大きく関係します。

そんなに難しいか?と思ったアナタ。

ここで重要なのが、「押し巻きが予想できない収録の場で」という大きな条件です。

収録やロケでは常にダブルスタンバイ、トリプルスタンバイが求められます。
万が一こうなったら、こう。そうなったら、そう。
どう転んでもスムーズに行くように、色々な準備が必要なのです。

絵に描いたような「臨機応変」
その最高峰が料理出しです。

それでは、スタジオに戻ります。

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スタジオでは、料理の前企画が収録されている中、横の消え物室では料理出しの準備をします。
「すみません、予定より少し押しそうです!」
「巻いているので、早めに切ってください!!!」
収録の押し巻きを逆算し、フードコーディネーターに伝えて進めていき...

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そして完成した一連の調理セットを、協力して机に並べます。

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「うさぎとかめ」のセットは、廊下を挟んで2つ部屋がある作りになっています。
メインのうさかめ部屋から、今回料理する部屋にMC3人が移動する直前!

音を立てないようにそっと、かつ迅速に食材のラップを外していきます。

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色々な想いが込められた、食材たち。
(豚肉は衛生上、ラップをしたままです)

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草彅さんが、やすよさんが、ともこさんが
美味しく、そして楽しくお好み焼きを食べてくれますように...!

そんな願いを込めて昨日から準備した食材たち。

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今回も、お好み焼き作りから試食までワイワイ盛り上がってくださいました。
楽しそうに焼いている姿、美味しそうに食べているところ

セット袖からその光景を見るとき、本当に嬉しくなります。
そして番組が放送され視聴者の皆さんが楽しんでくれたとき、もっと嬉しくなります。

誰かが「番組作りは文化祭のようなものだ」と言っていましたが
毎回の収録を終えるとき、本当にその通りだなと実感します。

今回は「消え物」という食材にのみ焦点を当てて記事にしましたが、
無事放送を終えるまでに、このようなドラマが色々な所で起きているのです。

事前の仕込みやロケが多い番組の特性上、
この感動にしんどさは付きものですが、視聴者の皆さんに笑ってもらうため日々奮闘しております。

ここまで読んでくれたアンバサダーの方は何人いるのか...
もしかしたら、本当に0かもしれない。
家族には執筆を宣伝するので4人はいるか...(´;ω;)

もしも最後まで読んでくださった方がいれば、
記事を読むために皆さまの貴重なお時間をいただき、本当にありがとうございます。

1人でも多くの方に愛される番組になるよう、スタッフ一同がんばっていきます!

毎週(日)ひる0時35分放送!
「草彅やすともの うさぎとかめ」を引き続きよろしくお願いいたします!

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